スギヤマ薬品の薬剤師

 杉山貴紀は何故過労死
したのか?

 

 

平成20年6月4日控訴審第2回口頭弁論

 

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○平成20年6月4日 午前10時30分〜

 名古屋高等裁判所にて第2回口頭弁論がありました。

 

 

口頭弁論を終え、ひとこと      兄:杉山季謙
 


名古屋行きの新幹線の窓に流れる景色を眺めていると、ふと7年前の6月7日に見た景色と重なって来ます。あの時は三河安城で降りましたが、西へ向かう風景は未だに不安な鼓動を早めます。

入梅した名古屋はそれらしくどんよりした曇り空で、予定通り10時30分に第2回口頭弁論が開廷されました。

まず、裁判長より前回口頭弁論以後提出のあった準備書面等の確認がありました。

控訴人(スギヤマ薬品)からは、準備書面3,4が提出されています。
準備書面3は今までと大同小異、原審判決文に対する批判と、貴紀は過重労働では無くあくまで勤務表が正しいという内容のものです。(ちなみに提出日は5月14日)
準備書面4は医学的意見として、死因が気道閉塞による窒息死の可能性があるとの内容です。(提出日5月19日)
しかし、今までにも貴紀の過労が無かったという主張の書面や医学的意見が散々提出されていますが、素人の私から見ても、全体を通すと自己矛盾に陥っているように思うのですが。

それに対し、被控訴人側からは反論書面として準備書面4,5を提出しました。

 

また、控訴人から要請のあった鑑定及び証人について、裁判長が改めて「全てを不採用」とする旨を言い渡しました。

 

これで控訴審における全ての書面等が出揃い、控訴審は2回の口頭弁論で「結審」となりました。

 

そして、次回、平成20年9月17日13時10分より、判決の言い渡しとなります。

 

今回も大勢の方々に裁判所までお越し頂き、傍聴して頂きました。傍聴席が満席となり、改めて皆様の応援の下、ここまで来たのだなと実感させられました。そして、社会が少しずつ労働者側の 真実を認めるようになってきている事も感じます。
また、裁判が始まり、当HPを立ち上げてから3年半程経ちますが、今までに延べ300通近くのメール等を頂いております。ネットを通じて関心も持って見守って下さっている方々や応援して下さる方々にも本当に感謝しています。

 

次回、判決の言い渡しでは、第1審と同様、裁判官が公正な判断をして頂ければ、おのずと勝利判決が頂けるものと確信しております。
そして、当日は勝利判決を手に、帰路の車窓に流れる景色を眺められるだろうと信じて止みません。
 

 

 

次回、平成20年9月17日(水)午後1時10分〜名古屋高等裁判所1階1号大法廷にて判決の言い渡しとなります。 是非足をお運び頂きますようお願い申し上げます。


 


結審後、報告会

 

 

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